インビザライン矯正治療は、透明なマウスピースを使用する矯正治療で、”周りの人に気づかれにくく歯並びを整える方法”として人気があります。しかし、自由診療となるため、治療費が高額になることが多いです。そこで、本記事では医療費控除を活用することで、費用の負担を軽減する方法を紹介します。
■インビザラインとは?
インビザラインは、透明なマウスピースを使った矯正治療法です。従来のワイヤーを使ったブラケット矯正と異なり、目立ちにくいため、特に大人の方や矯正治療を行っていることが周りの人に知られたくないという方に人気があります。また、取り外しが可能なので、食事や歯磨きもこれまで通り行っていただけることも人気の理由のひとつです。
■インビザラインの費用
インビザラインの治療費は、自由診療となり、保険が適用されません。そのため、治療費はクリニックによって異なりますが、一般的には数十万円から数百万円程度かかることがあります。
例:きた矯正歯科クリニックの費用
きた矯正歯科クリニックでは、インビザラインの基本的な治療費用は以下のようになっています。
– 相談料:無料
– 精密検査料:44,000円
– 診断料:5,500円
– 基本治療料金 :715,000円〜825,000円
患者さんによって費用は異なりますので、詳細な費用については、クリニックの「治療費用」のページや、歯科医師にご相談ください。
■インビザラインの医療費控除
医療費控除は、年間の医療費が一定額を超えた場合に所得税から控除される制度です。インビザラインの費用も医療費控除の対象となります。
◎医療費控除の対象となる条件
医療費控除を受けるためには、以下の条件を満たす必要があります。
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年間の総医療費が10万円以上(または総所得金額が200万円未満の方は総所得の5%以上)であること
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納税者本人・納税者と生計をともにする配偶者や家族のために支払った医療費であること
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確定申告を行うこと
◎医療費控除の対象となる費用
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治療費
インビザラインの装着や調整にかかる費用。
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診察料
歯科医師による診察やカウンセリングの費用。
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材料費
インビザラインの装置自体の費用。
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検査費用
治療前や治療中のX線検査やその他の診断検査の費用。
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通院費用
治療を受けるための通院にかかる交通費(電車やバスなどの公共交通機関の利用が原則ですが、自家用車を使用した場合のガソリン代や駐車料金も一定の条件下で認められます)。
◎医療費控除の申請方法
医療費控除を受けるためには、確定申告を行う必要があります。以下の手順に従って申請を行いましょう。
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必要な書類を準備する
まず、以下の書類を準備します。
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医療費控除の明細書(2017年から医療費の領収書やレシートを添付する必要がなくなりましたが、5年間の保存が推奨されています。)
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医療通知書
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確定申告書(税務署やインターネットで入手可能)
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本人確認書類
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確定申告書を作成する
次に、確定申告書を作成します。インターネットを利用する場合は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用すると便利です。医療費控除の計算を行い、必要事項を記入します。
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税務署に提出する
最後に、作成した確定申告書を税務署に提出します。郵送やインターネットを利用して提出することも可能です。提出後、医療費控除が適用されることで、所得税の還付を受けることができます。
【インビザラインの費用を軽減しましょう】
インビザラインの治療費は高額になることがほとんどですが、医療費控除を活用することで負担を軽減することが可能です。正しい手順を踏んで確定申告を行い、費用負担を少しでも軽減しましょう。
詳細な費用や治療内容については、きた矯正歯科クリニックの「治療費用」のページも参考にしてみてくださいね。